
学名:Viola kusanoana
オオタチツボスミレ(大立坪菫)[別名:イワマタチツボスミレ、イワマスミレ] スミレ科スミレ属北海道・本州の主として日本海側・四国・九州の、山地に生育し、群生することも多い多年草。
花茎の丈は開花期で5-20cm、果期には30-40cmになる。地下茎は長く横に這い、太くて木質化する。地上茎は数本が叢生する。根生葉はロゼット状で冬を越す。葉身は、長さ2-6cm円心形、タチツボスミレより丸みが強く明るい緑色。葉縁の鋸歯はタチツボスミレより細かく、葉脈は凹む。托葉は櫛歯状に深く裂ける。花柄は根元からは立たず、茎に付く葉の脇から出る。花色は普通淡紫色だが変化が多い。花弁は長さ1.5-1.8cm、側弁に毛はない。萼片は披針形。距は長さ6-8mmで普通は白色。
花期は4-5月。
※名は、タチツボスミレに似るが、大型であることから。
通常の開花が終わった後も、閉鎖花を作り結実する。
主写真撮影日:2015-05-21 撮影地:長野県松本市 上高地
撮影者:MOMO