ヤノネボンテンカ

学名:Pavonia hastata  

ヤノネボンテンカ(矢の根梵天花)[別名:タカサゴフヨウ] アオイ科ヤノネボンテンカ属

南アメリカ(ブラジル・ボリビア・アルゼンチン)原産で、観賞用に植栽される常緑低木。暖地では帰化状態も見られる。

樹高は0.5-2m。茎は直立する。葉は互生し、長さ3-10cmの細い鉾型、先がやや尖り、基部が張り出し、縁に波状の鋸歯がある。葉の両面に小さな星状毛がある。花は枝先に単生する。花柄は長さ4-7cm。花は径4-6cm。花弁は5個、白色、中心部が赤色、裏に赤色の筋がある。雄蕊12個の花糸は合着して雄蕊筒になる。花柱は赤色、10分岐。萼は5裂、長さ約6mm。萼より花弁が短い閉鎖花も付ける。
花期は7-11月。
果実は径約8mmの5分果。分果は網状の脈があり、1種子が入る。

※ 名は、葉が矢尻のような形で、花が同じアオイ科のボンテンカ(Urena sinuata)に似ていることから。


主写真撮影日:2017-11-26   撮影地:東京都江東区 夢の島熱帯植物館屋外(植栽)
撮影者:MOMO