カラミザクラ

学名:Cerasus pseudocerasus  

カラミザクラ(唐実桜)[別名:シナミザクラ、シロバナカラミザクラ] バラ科サクラ属

中国原産の桜で、観賞用、または果実を食用にするために植栽される落葉小高木。

樹高は2-6m。樹皮は灰白色。小枝は灰褐色。 葉は互生し、長さ5-12cm、幅3-5cmの卵形~楕円状卵形、葉先は尖り、鋭い重鋸歯縁、歯先に小腺体がある。側脈は9-11対。葉柄の長さは0.7-1.5cm。蜜腺は葉柄の上部にある。葉が展開する前に開花する。花は白色、直径1.5-2cm。散形状に3-6個付く。花弁の先は凹む。花柄は長さ0.8-1.9cm。苞は3-4裂して羽状で腺がある。萼は長さ3-6mm、短毛があり、淡紅紫色。萼片は三角卵円形~卵状長楕円形、反り返らない。雄蕊は長く、多数(約30-35個、最大は50)、ウメのように花いっぱいになることもある。
花期は3月。
果実は直径約9-13mm、5月に紅色に熟す。

※ サクランボ(暖地桜桃)を収穫するためにも植栽されるが、若干酸味が強いため、現在ではセイヨウミザクラが使われることが多い。


主写真撮影日:2016-03-17   撮影地:東京都八王子市 (植栽)
撮影者:MOMO