ゼンマイ

学名:Osmunda japonica  

ゼンマイ(薇) ゼンマイ科ゼンマイ属

北海道・本州・四国・九州・沖縄の、平地から山地の林縁などに生育する夏緑性シダ。

草丈は50-100cm。根茎は太く、直立し、上へ伸びる葉は2形。栄養葉の若葉が山菜となる。栄養葉は厚く、無毛、長さ30-50cm、幅25-40cmの三角状披針形、 2回羽状複葉、最下部の羽片が最大になる。小羽片は全縁で、基部は切形。胞子葉は4月に出て、初夏には枯れ、2回羽状複葉、羽片は幅2-4㎜の線形、中肋を除いて胞子嚢に覆われる。胞子は葉緑体があり、緑色。

※ 名は、芽が銭(ぜに)が回転しているように見えるので、「銭舞」から由来した説、若芽が巻いた姿が古銭に似てことから「銭巻(ぜにまき)」が転訛した説、「千巻き(せんまき)」に由来するという説などがある。
  
 [近縁種]
  ヤシャゼンマイ:葉幅が狭く、基部が楔形。


主写真撮影日:2013-04-08   撮影地:東京都町田市 かしの木山自然公園
撮影者:MOMO