タマシダ

学名:Nephrolepis cordifolia  

タマシダ(玊羊歯) タマシダ科タマシダ属

伊豆半島以西の本州・四国・九州・沖縄・小笠原諸島の、海岸に近い日照の良い道端などに生育、岩や木の幹に着生することもある常緑シダ植物。観葉植物として、温室でよく見られる。

根茎は直立し、針金状の根と走出枝を四方に多数出す。葉は叢生する。葉柄には暗褐色または褐色の光沢のある鱗片が多数付く。葉身は線形で、単羽状複葉、長さは40-100cm。中軸は表側に溝がある。羽片の基部は心形で柄がなく、付着点に関節があり、羽片は枯れると中軸から落ちやすい。胞子嚢群(ソーラス)は、羽片の中脈と葉縁の間に並んで付き、包膜は腎形。

※ 名は、根に球状の貯水組織を作ることから。


主写真撮影日:2015-07-12   撮影地:神奈川県真鶴町 貴船神社参道
撮影者:MOMO