オオトキワツユクサ

学名:Tradescantia albiflora  

オオトキワツユクサ(大常磐露草) ツユクサ科ムラサキツユクサ属

南アメリカ原産で、園芸用に輸入されたものが野生化している常緑多年草。

地を這い1mにもなる、節から発根して増える。先端の茎は30cm程度立ち上る。葉は長楕円形または披針形、葉先は鋭尖頭。葉の長さは7-12cm。葉の両面ともに緑色。萼片の竜骨部分や花柄には長毛がある。萼背面の毛は長さ1mm近くあり、葉縁の毛も肉眼で容易に見える。花冠は白色で径1.2-1.5cm程度。花茎の色はトキワツユクサでは紫色を帯びるがオオトキワツユクサは緑色。雄蕊の周囲の雄しべの周りにある細い房状の毛は、トキワツユクサより多い。
花期は6-8月。
不稔で種子はできない。

※ 園芸植物のシラフツユクサ(Tradescantia albiflora 'Albovittata')が野生化し、斑が消えたものとされる。
 [近縁種]
  トキワツユクサ   :葉の下面や茎、花柄が紫色、結実する。別名はノハカタカラクサ。
  ミドリトキワツユクサ:葉身の長さ3-6cm、葉身の縁に微細な毛。葉の下面は緑色。萼背面に粗長毛。結実しない。


主写真撮影日:2015-07-12   撮影地:神奈川県真鶴町 真鶴半島
撮影者:MOMO