イソギク

学名:Chrysanthemum pacificum  

イソギク(磯菊) キク科キク属

本州の千葉県犬吠埼から静岡県御前崎に至る太平洋岸・伊豆七島の海岸の崖に生育する多年草。

丈は30-40cm。細長い地下茎を出す。茎は叢生し、上部まで密に葉を付ける。葉は厚く、表面は緑色、裏面は毛を密生し銀白色。花は黄色で径5-7mm,筒状の両性花と、筒状(時に舌状)の雌花からなり、散房状に多数付く。
花期は10-12月。

※ 名は、磯に生育するキクの意。
 花期が長く、葉も美しいのでよく栽培される。
 [近縁種]
  シオギク    :イソギクによく似て、花がやや大きい。
           四国の徳島県から高知県の海岸に分布する。
  キノクニシオギク:花はイソギクとシオギクの中間の大きさ。
           紀伊半島南側の海岸線に分布。


主写真撮影日:2013-11-17   撮影地:神奈川県横須賀市 観音崎公園
撮影者:MOMO