リュウノウギク

学名: Chrysanthemum makinoi  

リュウノウギク(竜脳菊) キク科キク属

本州・四国・九州の、日照の良い山地や丘陵に生育する多年草。

丈は40-80cm。茎は細く、斜上し、斜面から垂れ下がることが多い。葉は3裂し、裂片がさらに浅く不規則に裂け、長さ4-8cm、両面に毛が生え、やや白っぽく見え、特に裏面の毛は多い。頭花は径2.5-5cm。舌状花は白く、数が多い。柱頭は2分岐し、先端が切形。総苞は半球形、総苞片は縁が乾膜質、3列に重なる。総苞外片は披針形で、毛があり、内片はやや幅が広い。
花期は10-11月。
果実は長さ約1.8mm、冠毛は無い。

※ 名は、茎や葉の香りが、中国から伝わった竜脳(リュウノウジュから採れる精油)という香料に似ていることから。


主写真撮影日:2012-10-27   撮影地:神奈川県秦野市 丹沢菩提峠
撮影者:MOMO