カシワバハグマ

学名:Pertya robusta  

カシワバハグマ(柏葉白熊) キク科コウヤボウキ属

本州・四国・九州の、山地の木陰などに生育する多年草。

丈は30-70cm。茎は分岐せず、細く硬い。葉は茎の中央部に固まって付く。葉は長さ10-20cmの卵状長楕円形。下部の葉には柄がある。葉の縁に疎らに大きな鋸歯がある。頭花は径約1cm、花冠の先はカールして反り返る。総苞は長さ2cmほどで円柱形、総苞片は鱗のように重なり合って紫色を帯びる。
花期は9-11月。
果実は、痩果で長さ約1cm、褐色の冠毛がある。

※ 名は、葉が柏の葉に似ていて、頭花が白熊(ハグマ:ヤクの尾の毛)に似ていることから。なお白熊は、仏具の「払子」に使われる。


主写真撮影日:2013-10-13   撮影地:神奈川県相模原市緑区 石老山
撮影者:MOMO