コミカンソウ

学名:Phyllanthus urinaria  

コミカンソウ(小蜜柑草) ミカンソウ科コミカンソウ属

本州・四国・九州・沖縄の畑や道端に生育する1年草。

丈は5-20cm。茎は赤味を帯びることが多く、葉は長さ6-15mmの長楕円形で、互生し、主茎には葉が付かない。葉は全縁、葉裏は白い。雌雄同株。枝先に雄花、基部寄りに雌花を付ける。雄花は白色、花被片(萼片)6個、雄蕊3個。雌花は花被片6個の中央が赤い。
花期は7-10月。
果実は果実は径約2.5mm、橙色、無柄で、表面にイボ状突起があり、横に張り出した枝の下に並んで付く。果実は3室に分かれ、それぞれ2種子を入れる。種子は長さ約1mmの半月形、表面に横しわがある。

※ 名は、実が小さなミカンに似ているため。
 [近縁種]
  ヒメミカンソウ  :葉が細く直立茎にも実が付く。果実の表面が滑らかで、淡緑色。
  ナガエコミカンソウ:果実の表面が滑らかで、淡緑色、雌花の柄が長く、果実が葉の上に出る。
            別名:ブラジルコミカンソウ


主写真撮影日:2012-10-26   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO