クルマバザクロソウ

学名: Mollugo verticillata  

クルマバザクロソウ(車葉柘榴草) ザクロソウ科ザクロソウ属

熱帯アメリカ原産の帰化植物で、北海道・本州・四国・九州・沖縄の、道端や畑に生育する1年草。

丈は10-25cm。茎は丸く、基部でよく分枝して斜上する。葉は4-7個が偽輪生する。葉柄は短いか又は無柄。茎の下部に付く葉は幅が広く、根生葉は長さ1.5-2cm、ロゼット状になる。茎葉は長さ1-3cm、幅1.5-8mmの倒披針形~線状倒披針形。花は葉腋に散形状に3-5個付く。花柄は長さ2-5mm。花被片は5、長楕円形、鈍頭、3脈があり、長さ1.8mm。雄しべ3、花柱は3。
花期は7-10月。
果実は蒴果で、長さ3-4mm、幅約2.5mmの楕円形、熟してくると横しわが見える。種子は長さ約0.5mm、腎形、赤褐色、光沢がある。

※ 名は、ザクロの葉に似ているザクロソウと同属であり、葉が輪生することから。
 江戸時代末期に渡来。
 [近縁種]
  ザクロソウ:茎には綾があり、葉は2-5個偽輪生し、花が集散花序に付く。果実は球形、萼片の脈は1脈。


主写真撮影日:2013-08-18   撮影地:神奈川県伊勢原市
撮影者:MOMO