キツネアザミ

学名:Hemisteptia lyrata  

キツネアザミ(狐薊) キク科キツネアザミ属

北海道・本州・四国・九州・沖縄の、田畑や道端に多い越年草。

丈は60-100cm。茎は直立し、よく分枝する。下部の葉は長楕円形で羽状深裂し、裏面は白い綿毛で覆われ、柔らかく刺はない。頭花は枝先に多数付き、径約2.5㎝、筒状花のみからなる。総苞は長さ12-14㎜、球形。総苞片は緑色、とさか状の突起(角)があり、覆瓦状に8列に並ぶ。花冠は細く、長さ約1.5㎝。花床には白色の剛毛状の鱗片が密生する。
花期は5-6月。
果実は痩果で褐色、長さ2-2.5㎜の長楕円形、多数の稜があり、冠毛は羽状に枝分かれがある。

※ 古い時代に農耕とともに朝鮮又は中国から帰化と推定される。
 名は、アザミのように見えるが刺はなくキツネにだまされたようだということから。


主写真撮影日:2014-05-25   撮影地:神奈川県厚木市
撮影者:MOMO