学名:Crocosmia x crocosmiiflora
ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)[別名:モントブレチア、クロコスミア] アヤメ科ヒオウギズイセン属ともに南アフリカ原産の、クロコスミア・オーレア(Crocosmia aurea)とクロコスミア・ポッシー(Crocosmia pottsii)を交配した園芸花で、各地で野生化し、水辺に多く生育する。暖地では宿根草になる。
花茎の丈は50-80cm。地下茎を横にのばし、その先に球茎をつくってふえる。球茎は直径1-3.5cm。葉は長さ30-80cm、幅1-2cmの剣状、太い中央脈がある。長い花茎を伸ばし、途中で分岐して多数の花をつける。花は幅2-5cm、長さ3-4cm、橙色~朱赤色、花被片は6個。外花被片3個がやや小さい。花被片の基部に濃色の斑紋が2個ある。
花期は6-8月。
果実は、蒴果で長さ5-10mm。種子は普通できないが。稀にできる種子は褐色~赤褐色、長さ約3mm、幅1-2mm。
※ 名は、葉がヒオウギ(檜扇)に、花がスイセンに似て小型なことから。また、モントブレチアは旧属名。
主写真撮影日:2012-07-25 撮影地:東京都町田市
撮影者:MOMO