学名:Acer pictum subsp. mono
イタヤカエデ(板屋楓) ムクロジ科カエデ属本州・四国・九州の主として太平洋側の、日照の良い谷間やその斜面に生育する落葉高木。
樹高は15-20m。幹は直立する。葉は対生し、径6-14cmの扁円形で掌状に5-7中裂または浅裂する。基部は浅い心形または切形。縁は全縁または僅かに歯牙があり、裂片は卵状または三角状で幅が広く先端は鋭く尖る。表面は光沢があり無毛。葉柄は長さ4-12cm。一つの花序に雄花と両性花が混生する。黄緑色の小さな花を円錐状に付ける。花の径は5-7mm。花弁と萼片は5個。
花期は4-5月。
果実は翼果。分果は長さ2-3cmで無毛。直角から鋭角に開き、9-10月に熟す。
※ 名は、葉が良く茂り、板屋根のように雨が漏らないからという説がある。
主写真撮影日:2014-05-04 撮影地:東京都八王子市
撮影者:MOMO