スイカズラ

学名:Lonicera japonica  

スイカズラ(吸い葛)[別名:ニンドウ] スイカズラ科スイカズラ属

北海道・本州・四国・九州・沖縄の、山野や空地に生育する常緑蔓性木本。

主幹は灰褐色。枝には粗い毛が密生する。髄は早く無くなり、枝は中空となる。葉は対生し、葉身は長さ3-7cm、幅1-3cmの長楕円形。縁は全縁で、先端はあまり尖らず、基部は切形または広い楔形。表面は毛が少なく、裏面は多毛。冬になると内側に巻く。葉形は変異が多く、粗く羽裂する葉もある。葉柄は3-7mmで開出毛が密生。苞は葉状、長さ5-20mm。小苞は長さ1.2-2mm。枝先の葉腋に2個ずつ花が咲く。花柄は長さ約5mm。花冠は筒形で唇形に大きく2裂。上弁は4裂、下弁は線形。始め白色でやや淡紅色を帯び後に黄色に変わる。
花期は5-7月。
果実は直径5-6mmの球形の液果で、2個ずつ並んでつく。9-12月に黒く熟し、数個の種子が入る。

※ 名は、古くは花を口にくわえて甘い蜜を吸うことが行なわれたことによる。


主写真撮影日:2012-05-26   撮影地:神奈川県横浜市緑区 三保市民の森
撮影者:MOMO