クサギ

学名:Clerodendrum trichotomum  

クサギ(臭木) シソ科クサギ属

北海道・本州・四国・九州・沖縄の、日照の良い山野の林縁や沿海地に生育する落葉小高木。

樹高は4-8m。葉は対生し、葉身は長さ8-15cm、幅5-10cmの三角状ハート形〜広卵形。普通、両面とも有毛。葉柄は長さ5-10cm。枝先や上部の葉腋から集散花序を出し、芳香のある花を多数付ける。花冠は5裂し、裂片は平開する。裂片は白色で長さ1.1-1.3cmの広線形。花筒は紅紫色で細く長さ2-2.5cm。雄蕊4個と花柱は花冠から2.5-3.5cm突き出す。
花期は7月下旬〜9月。
果実は核果で、径6-7mmの球形、萼が濃紅色になり、星状に開いて果実を乗せる。10-11月に熟し、光沢のある藍色になる。

※ 名は枝を折ったり、葉を千切ると強い臭気があるため。


主写真撮影日:2012-08-12   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO