
学名:Primula denticulata
イチゲコザクラ(一華小桜)[別名:プリムラ・ブルガリス、プリムローズ] サクラソウ科サクラソウ属ヨーロッパの林縁や草地などに生育する多年草で、日本では観賞用に植栽される。
花茎の高さは10-20cm。根生葉はロゼット状、葉身は長さ20-30cmの倒卵形から倒披針形で、しわが多く、先は丸い。縁には不規則な鋸歯がある。春、茎頂に径2.5-4cmの淡黄色の花を2-5個房状に付ける。
花期は3-6月。
果実は蒴果。
※ 通常の花はクリーム色~黄色だが、亜種にシブソーピ(ssp.sibthorpii)があり、花色は淡紫色~紫色。
箱根湿性花園で撮影したものは、この亜種。
原種のプリムラの中では丈夫なほうだが、秋から春は良く日に当て、夏の暑さに気を付け、明るい日陰で管理するのが望ましい。また、乾燥には弱いので、鉢植えでは夏場は朝夕に水やりが必要。
多くの栽培品種の交配親になっている。
主写真撮影日:2013-04-04 撮影地:神奈川県箱根町 箱根湿性花園 (植栽)
撮影者:MOMO