
学名:Leonotis leonurus
カエンキセワタ(火焔着せ綿)[別名:レオノチス] シソ科カエンキセワタ属南アフリカ原産で、観賞用に植栽される常緑の低亜木。耐寒温度の関係で日本では地上部が枯れることもある。
丈は1.5-3m。茎は4稜形、稜に丸みがあり、短毛が密生してビロード状になり、基部は木質化する。葉は対生し、短い葉柄がある。葉身は長さ5-10㎝、幅1.5-2㎝の倒披針形~楕円状披針形で、表面は粗く縁には鋸歯がある。葉裏や葉柄に毛が密生する。花序はハッカ類に似て、やや直立する枝先の葉腋に多数の花を輪生した仮輪を多段に付ける。花は初め直立するが、次第に前に曲がりやや垂れ下がる。萼は円筒形、先が10裂し、小三角状に開出する。花冠は鮮やかなオレンジ色、オレンジ色の長毛が密生し、長さ4-7㎝、筒状の2唇形。上唇は直立し、やや前に曲がる。下唇は3裂する。
花期は10-12月。
果実は4分果。
※ 和名は、キセワタ(着せ綿)に似ていて、火焰を思わせるような色合いの花が咲くことから。
葉を傷つけると芳香がある。
白色の花を付ける品種がある。
耐寒温度は0℃程度。
水はけの良い場所を好む。
増殖は前年に採取した種の種まきもしくは株分けや挿し芽で可能。
主写真撮影日:2012-12-16 撮影地:神奈川県横浜市瀬谷区 (植栽)
撮影者:MOMO