
学名:Galium trifidum subsp. columbianum
ホソバノヨツバムグラ細葉の四葉葎) アカネ科ヤエムグラ属北海道・本州・四国・九州の、低地から亜高山帯まで広範で、湿地や湖沼の畔など湿った場所に生育する多年草。
丈は20-50cm。茎は細く斜上し、4稜があり、稜上に下向きの刺がごく少数生える。茎の基部は地面を這うこともある。葉は普通4-5個が輪生、ときに6個となり、各輪が隔たって茎に付く。葉身は長さ0.5-2cm、幅1.5-5mm、狭長楕円形または倒披針形で、先は円く、基部はしだいに狭くなり、葉の表面に毛はない。葉の縁と裏面中脈に下向きの刺状毛がわずかに生える。葉は偽輪生で対生する本来の2個の葉と、残りの2-4個の、葉と同形となった托葉。初夏から夏、茎先や上部の葉腋から枝を出し、花序を形成し、2-5個の花を疎らに付ける。花序軸および花柄は花期に長さ3-5mmになる。花冠は杯形で、径1mm、白色で先は3裂ときに4裂し、筒部はない。雄蕊は3個ときに4個ある。子房は2室に分かれ、各室に1個の胚珠がある。花柱は2裂する。
花期は6-8月。
果実は2個の分果で、各分果に1個の種子がある。分果は球形で無毛。
※ 名にヨツバ(四つ葉)があるが5-6輪生することもある。
主写真撮影日:2012-05-27 撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO