セイヨウカンボク

学名:Viburnum opulus  

セイヨウカンボク(西洋肝木)[別名:ヨウシュカンボク] レンプクソウ科ガマズミ属

イギリス~ヨーロッパ各地・北アフリカ・西アジアに分布し、花や実を観賞するため庭木としても植栽される落葉低木。

樹高は2-5mで株立ち状になる。樹皮は淡灰色で、薄く割れ目は少ない。葉は長さ5-10cmで3裂し、裏面には軟毛があり、秋には紅葉する。葉柄に蜜腺持つ。晩春から初夏、枝先に散房花序を出し、径6-10cmの花序の中心部に多数の小さな両性花を付け、周辺部に白い装飾花が咲く。花冠は5裂する。
花期は5-6月。
果実は核果で10月に赤色に熟す。

※ 上段中央の囲みコマの花は、園芸種のロゼウム('Roseum')で「セイヨウテマリカンボク(西洋手毬肝木)」または「ビバーナム・スノーボール」の名で流通する。
 公園などで植栽される他、鉢植えや切り花としても活用される。


主写真撮影日:2019-06-19   撮影地:神奈川県県相模原市 (切り花)
撮影者:MOMO