学名:Sasa shimidzuana
ナンブスズ(南部篶)[別名:ハコネナンブスズ] イネ科ササ属本州の岩手県中央部から北部地域の太平洋側の、山地の林縁・林床に生育するササ類。
丈は1-2m、径は6-20mm。稈はいくぶん斜上し、稈の上部で分枝する。稈は丈夫で、稈鞘は節間長より短く、有毛で、触れると不快感があるが、稈鞘や葉鞘は無毛のことも多い。葉長は20-25cm、幅約4cmで稈の先端部に7-8枚付ける。葉は紙質で表面は無毛、裏面は軟毛が密生する。
※ YListでは、ナンブスズとハコネナンブスズを別種として扱い、ナンブスズの学名はSasa togashiana、ハコネナンブスズをSasa shimidzuanaとしているが、内村悦三農学博士著の「タケ・ササ総図鑑」に従い、同一種ととした。
ハコネナンブスズの特徴は稈鞘に長い開出毛がある点とされる。
主写真撮影日:2015-07-31 撮影地:長野県松本市
撮影者:MOMO