ホソバナデシコ

学名:Dianthus carthusianorum  

ホソバナデシコ(細葉撫子)[別名:ディアンツス・カルツシアノルム、カルトゥジアン・ピンク] ナデシコ科ナデシコ属

原産地はヨーロッパ中部(スペインからユーゴスラビア)で、特に標高2,500m以下の乾燥した草原・湿原・砂質土壌に広く分布する多年草。中世から鑑賞用や薬用植物として栽培もされている。

丈は30-60cm。茎は直立し、無毛。葉は対生し、長さ3-8cm、幅5mmまでの線形。4-6月に茎頂に径約2cmの紅色~紫色、ときに白色の花を数個密に付ける。萼片や偽萼片は紫褐色をで、薄片は萼のほぼ半分の長さ。
花期は4-8月。
果実は蒴果。

※ 耐寒性はあり、夏の暑さにも耐えるが多湿には弱く、特に多湿に暑さが加わると傷みやすいため鉢植えなら軒下などに移動、地植えの場合は土壌の排水性を高めておくことが必要になる。


主写真撮影日:2024-03-04   撮影地:神奈川県鎌倉市 大船フラワーセンター (植栽)
撮影者:MOMO妻