ヨウシュセツブンソウ

学名:Eranthis x tunergenii  

ヨウシュセツブンソウ(洋種節分草)[別名:キバナセツブンソウ] キンポウゲ科セツブンソウ属

原種は南ヨーロッパ原産のオオキバナセツブンソウ(Eranthis hyemalis)とギリシアからシリアにかけての地中海沿岸原産のキバナセツブンソウ(Eranthis cilicica)の交雑種で、観賞用に栽培される多年草。

丈は5-10cm。地下の塊根茎から発芽する。根生葉の展開より先に花茎を伸ばし、径2-3cmの黄色の花を咲かせる。花弁のように見えるのは萼片で5-8個ある。花後に出る長柄があり、掌状に3全裂し、小葉は更に裂ける。茎葉は2枚が対生し、3深裂し、更に2-3裂して最終裂片は広線形。
花期は2−3月。
果実は袋果。

※ 名はセツブンソウの仲間でヨーロッパ原産であることから。
 夏に果実が熟した後、地上部は枯れる。
 日本でキバナセツブンソウとして流通するものは、ヨウシュセツブンソウの実生か、ヨウシュセツブンソウとオオキバナセツブンソウの交配種であることが多い。
 有毒物質を含むので、取扱い注意。


主写真撮影日:2014-03-12   撮影地:神奈川県鎌倉市 大船フラワーセンター
撮影者:MOMO妻