ホソバイラクサ

学名:Urtica angustifolia var. angustifolia  

ホソバイラクサ(細葉刺草) イラクサ科イラクサ属

北海道・本州・四国・九州の、山地の林縁の明るい湿った場所、湿地、湿原の周辺などに生育するふつう雌雄異株の多年草。

丈は50-150cm。全体が強靭で多毛、やや淡い淡緑色になる。茎は丈夫で直立し、多数の刺毛が生えていて刺さると痛い。葉は対生し、葉身は披針形または狭卵状長楕円形で、長さ8-15cm、幅4cm以下、先端が細長く尖り、縁は粗い単鋸歯になる。基部の葉柄は長さ1-3cm。葉と葉柄にも刺毛が生え、葉の両面に毛が生える。茎の各節に離生した4個の托葉があり、線形で長さ7-8mmになる。ふつうは雌雄異株だが、ときに雌雄同株となる。葉腋から1対の穂状花序を出す。花は小さな緑白色になり、4数性で、雄花の花被片は4個、雄蕊も4個あり、雌花の花被片は4個で小形。雄花は蕾の中で花糸が内曲しており、開花時に跳ね上がって花粉を散布する。雌蕊は1個、1心皮性で、子房上位1室1個の胚珠を含む。柱頭は短い毛筆状。
花期は8-9月。
果実は痩果、扁平、花後伸長した花被片で包まれる。

※ 名は、同属のイラクサに比べ、葉が披針形で細長いことから。


主写真撮影日:2017-07-07   撮影地:長野県松本市 白骨温泉付近
撮影者:MOMO