ミヤマアワガエリ

学名:Phleum alpinum  

ミヤマアワガエリ(深山粟還り) イネ科アワガエリ属

北海道・本州中部の、高山帯の草地に生育する多年草。

丈は15-50cm。短い根茎を持ち、少数の稈(茎)を出す。葉は長さ5-11cm、幅4-8mmで、狭披針形でほぼざらつかない。葉鞘は平滑で、長さ1-3mmの葉舌がある。茎の最上部に付く葉はごく短く、葉鞘の中央部が膨らむ。花序は直立し楕円形で長さ1.5-4cm、淡緑色(しばしば紫色を帯びる)で小穂を密生する。小穂は扁平な倒卵形、長さは3-3.8mmで1小花からなる。苞穎は膜質で背面に白く長い毛があり、上端は短い芒となる。
花期は7-8月。


主写真撮影日:1986-08-09   撮影地:富山県黒部市 白馬鑓ヶ岳
撮影者:MOMO