イワイチョウ

学名:Nephrophyllidium crista-galli  

イワイチョウ(岩銀杏)[別名:ミズイチョウ] ミツガシワ科イワイチョウ属

北海道・中部地方以北の本州の、多雪地の亜高山から高山にかけての湿原などに自生する。群生することが多い。

地下茎は肥厚して横に延び、ひげ根を出す。葉は根元に付き、長い柄があり腎形で厚い。表面は光沢があり、縁には細かい鋸歯がある。葉は秋になると黄葉する。20-40cmの花茎を立て白色の花を多数付ける。花冠は深く5裂し、縁にはしわがあり、中央に縦に走るひだがある。萼も深く5裂する。
花期は7-8月。
果実は蒴果。

※ 名は、葉の形がイチョウの葉に似ていることに由来する。
 イワイチョウは、1属1種。


主写真撮影日:2016-05-28   撮影地:長野県山ノ内町 東館山高山植物園
撮影者:MOMO