オカオグルマ

学名:Tephroseris integrifolius subsp. fauriei  

オカオグルマ(丘小車) キク科オカオグルマ属

本州・四国・九州・沖縄の、日照の良いやや乾いた草地に生育する多年草。

丈は20-65cm。 茎は1本、稀に2-3本が直立する。根生葉は5-10cmの長楕円形で鈍頭、クモ毛が密生する。下部の茎葉は狭披針形で茎を抱き、茎に流れる。中部以上の茎葉はごく小さい。頭花は茎頂に3-11個が散房状に付き、花柄は花柄は長さ1.5-5cm。頭花の径は3-5cm、舌状花は黄色で、1.2-1.6cm、筒状花は多数。
花期は4-5月。
果実は痩果、長さ2.5-3.5㎜の円柱形、微細剛毛で密に覆われる。冠毛は長さ約6mmで白色。

※ 名は、花の形を、牛車の車輪(オグルマ)のなぞらえ、日当たりの良い乾いた土地(丘)に生育することから。
 
 [近縁種」
  サワオグルマ:Tephroseris pierotii
         山野の日当たりの良い湿地や水辺に生育し、オカオグルマより大型になり、茎葉が多く付く。         


主写真撮影日:1981-05-08   撮影地:神奈川県南足柄市 矢倉岳山麓
撮影者:MOMO