コケリンドウ

学名:Gentiana squarrosa  

コケリンドウ(苔竜胆) リンドウ科リンドウ属

本州・四国・九州の、日照の良い山地や野原に生育する多年草。

丈は2-8cm。根生葉は広披針形で先は尖り、茎を抱いてロゼット状になる。茎葉は茎全体に付き、狭卵形で小さい。枝の先端に淡青紫色の小さな花を数個付ける。花冠は鐘形で長さ20-25mmあり、先は5裂する。裂片と萼片の間には副片がある。萼は5裂し、裂片は筒部より短く、先は尖る。
花期は3-6月。
果実は蒴果で細長く、残存する花冠の先に突き出る。

※ 名は、苔のごとく小さいリンドウの意。
 東アジアの温帯~暖帯に広く分布する。


主写真撮影日:2022-04-25   撮影地:静岡県函南町
撮影者:散歩人