モクセンナ

学名:Senna surattensis  

モクセンナ(木旃那)[別名:キダチセンナ] マメ科センナ属

マレー半島・ジャワ島・スマトラ島原産で、熱帯から亜熱帯地域で鑑賞用に庭木や公園樹として栽培される常緑小高木。

樹高は2-7m。葉は互生し、長楕円披針形の小葉8-10対からなる偶数羽状複葉。小葉は長さ1.5-3㎝の卵形または卵状長楕円形で全縁。秋に散形花序または円錐花序を出し、径2.5-4㎝ほどの黄色の花を開く。
花期は9-11月。
果実は扁平な豆果で、長さ15-25㎝。中に20-35個の種子がある。

※ 本土では温室栽培されるが、沖縄県では露地植えされている。
  葉を乾燥したものは緩下剤の生薬と使用される。

 [近縁種]
  アレクサドリアセンナ:Senna alexadorina
             上エジプト・スーダン原産の樹高1mほどの常緑低木。
             葉は4-10対の偶数羽状複葉。
             小葉は長さ2-5cmの披針形~長披針形で先端は尖り全縁。
             薬用の原料として栽培もされる。
  ハナセンナ     :Senna corymbosa
             南アメリカ原産で高さ2-3mの常緑低木。幹は叢生し、目立つ主幹はない。
             小葉は長さ2.5-8cmの披針形~長楕円状倒卵形。
             小葉の先端はモクセンナは丸いが、ハナセンナはやや尖る。


主写真撮影日:2014-02-12   撮影地:東京都調布市 神代植物公園 (温室植栽)
撮影者:MOMO