ハクサンシャジン

学名:Adenophora triphylla var. hakusanensis  

ハクサンシャジン(白山沙参)[別名:タカネツリガネニンジン] キキョウ科ツリガネニンジン属

北海道・中部地方以北の本州の高山の草原に生育する多年草。ツリガネニンジンの高山型。

丈は30-60cm。葉は4-6枚が輪生し、卵状披針形で両端が尖り、縁には鋸歯がある。花序の枝は伸長せず、やや総状に密に付き、数花が下向きに咲く。花冠は紫色、鐘形で先は5裂する。花色は白色に近いものから濃紫色まで変化が多い。花柱は花冠から突き出す。
花期は7-8月。
果実は、蒴果で扁円球形。

※ 名は、新種として発表されたときの標本が白山で採取されたことから。


主写真撮影日:1975-08-02   撮影地:岩手県奥州市 焼石岳
撮影者:MOMO