オヤマリンドウ

学名:Gentiana makinoi  

オヤマリンドウ(御山竜胆) リンドウ科リンドウ属

本州の朝日連峰~氷ノ山・大峰山脈、四国の石鎚山に分布し、亜高山帯の湿原や草地に生育する多年草。

丈は20-60cm。根茎は太く、茎は直立する。葉は長さ3-6cmの広披針形で、10-20対が対生する。花は茎の先端に数個付く。花冠は濃青紫色で長さは2-3cm、先端が5裂し、僅かに開く。
花期は8-9月。
果実は蒴果で枯れた状態の花冠をまとって熟す。

※ 学名は、植物学者牧野富太郎博士にちなむ。

[近縁種]
  エゾリンドウ   :Gentiana triflora var. japonica
            北海道と近畿地方以北の本州に分布する。葉は披針形。花は頂部以外に葉腋にも付く。
  エゾオヤマリンドウ:Gentiana triflora var. montana
            北海道と本州北部に生育する。エゾリンドウの山地形で丈は15-30cm。


主写真撮影日:1977-09-17   撮影地:福島県福島市 吾妻山 浄土平・酸ガ平間
撮影者:MOMO