サクラマンテマ

学名:Silene pendula  

サクラマンテマ(桜マンテマ)[別名:フクロナデシコ、オオマンテマ] ナデシコ科マンテマ属

地中海沿岸原産で、観賞用に栽培され、野草化もしている一年草。

丈は20-50cm。茎や葉にやや粗い毛があり、茎の上部には腺毛がある。茎は疎らに分岐し、下部はやや地面を這い、上部が立ち上がる。葉は対生し、長さ1.5-3cmの長楕円形〜長卵形、全縁で下部の葉には葉柄があり、上部では無柄。茎の頂に花穂を出し花を一方向に向けて付ける。花は径2cmほどの淡い紅紫色または白色で、下部は萼に包まれ、先は平開し頂部は深く凹む。雄蕊は10個。
花期は4-6月。
果実は蒴果で、袋状に膨らんだ萼に包まれる。

※ 名は、花の形がサクラに似たマンテマであることから。また別名のフクロナデシコは開花すると萼が袋状に膨らむことから。


主写真撮影日:2021-06-30   撮影地:神奈川県相模原市南区 (植栽)
撮影者:MOMO