シンジュボシマンネングサ

学名:Sedum pallidum var. bithynicum  

シンジュボシマンネングサ(真珠星万年草) ベンケイソウ科マンネングサ属

東ヨーロッパ~西アジア原産の帰化植物で、花壇や道端・宅地周辺などに生育、また観賞用鉢植えやグランドカバー用に植栽もされる常緑多年草。

丈は10-15cm。地面を這って広がり、マット状に群生する。葉は互生し、やや円柱状の広線形~線形、長さ4-8mm、幅1.5-2mm、円頭から鈍頭、やや青白色を帯びた淡緑色で無毛。晩春、花茎を伸ばして花序を作る。花弁は5枚、披針形~卵状披針形、長さ4-4.5mm、鋭尖頭、白色だが中央脈が赤みを帯びるものが多く、満開時にはほぼ平開する。雄蕊は10個、花弁より短く葯は濃紫色。心皮は5個で子房は離生。
花期は6-7月。
果実は袋果、星形になり、小さな種子が入り、熟すと乾いて上側が裂ける。

※ 名は、白色で星形の花をつけるマンネングサであることからと推定。

 [近縁種]
  ウスユキマンネングサ:Sedum hispanicum
             花弁が6-7個で、花弁の幅が広い。葉は大きめでやや疎ら。


主写真撮影日:2021-06-01   撮影地:神奈川県相模原市南区 麻溝公園(植栽)
撮影者:MOMO