マンテマ

学名:Silene gallica  

マンテマ( ) ナデシコ科マンテマ属

ヨーロッパ原産で江戸時代末期に渡来し、植栽されたものが野生化し、本州~九州の海岸などに群生する1~越年草。

丈は20-50cm。全体に開出毛があり、上部には腺毛も混じる。葉は長さ2-4cm。茎の下部の葉は箆形、上部の葉は倒披針形で先が尖る。茎の上部に径約1cmの花が総状に付く。花弁は5個、色は白~桃色または中央部が紅色で縁が白色。萼は10脈があり、花時には狭い筒状卵形、果時には卵形になり、口部で括れ、先端には5歯がある。
花期は5-6月。
果実は蒴果で萼に包まれ熟すと先が6裂する。

※ マンテマは和名だが、漢字は充てられていず、由来は諸説あるようだが不詳。
 基本種はシロバナマンテマ(Silene gallica var. gallicaで、白縁の赤花のマンテマは変種Silene gallica var. quinquevulnera とされる。


主写真撮影日:2021-05-24   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO