シロカンチョウジ

学名:Bouvardia longiflora  

シロカンチョウジ(白管丁字)[別名:ブバルディア、ブバリア] アカネ科カンチョウジ属

メキシコ~中央アメリカ原産で、鑑賞用に植栽される常緑低木。市場流通は原種のシロカンチョウジとブバルディア・テルニフォリア(Bouvardia ternifolia)やブバルディア・レイアンタ(Bouvardia leiantha)などとの交配により作出されたハイブリッド系が多い。

樹高は0.5-2m。葉は、長さ 1.5-6cmの卵形または披針形。無毛またはほぼ無毛で、先端は鈍く尖り、表面は裏面より濃い緑色になる。枝先に集中して花を付ける。花茎は持たず、花は長さ8.5cmまでの長い管部を持ち、先端は十字状に割れて平開し、芳香を発する。
花期は10月下旬-4月。
果実は径7-12mmの亜球形の蒴果で、径4mmまでの多数の茶色の種子を含む。

※ 名は、花が白色でフトモモ科のチョウジ(丁字)に似た花を付けるため。
 流通名のブバルディアは属名のため、シロカンチョウジのみを示すものではなく、ブバリアは詳細不明。
 左上2コマは原種、他はハイブリッドの園芸種。


主写真撮影日:2021-05-18   撮影地:神奈川県相模原市南区 (切り花)
撮影者:MOMO