ツボサンゴ

学名:Heuchera sanguinea  

ツボサンゴ(壺珊瑚)[別名:ヒューケラ、サンゴバナ] ユキノシタ科ツボサンゴ属

アメリカ合衆国(アリゾナ州・ニューメキシコ州)~メキシコ北部の原産で、湿気のある半日陰の岩礫地に生育する常緑多年草。多くの園芸品種がある。

花茎の丈は20-40cm。葉は心形~腎形で長さ2-5.5cm、縁は5-7浅裂する。春~秋、細い花茎を伸ばして、円錐花序を作り、径5mm程の小さなベル形の緋色の花を多数付ける。花弁に見えるのは萼片で、実際の花弁は内側にあり、小さく目立たない。
花期は3-10月。
果実は卵形で長さ4.5-6mmの蒴果、種子は濃茶色の楕円体で長さ0.5-0.6mm。

※ ツボサンゴの名は、花の形が壷形で紅い珊瑚の様に見えることから。
 ツボサンゴは広義にはツボサンゴ属(ヒューケラ属)全体に使われることもあり、多くのカラーリーフ園芸種がある。
 写真の花は園芸種のルビー・ベルス(Ruby Bells)と推定される。


主写真撮影日:2021-05-10   撮影地:神奈川県相模原市南区 (植栽)
撮影者:MOMO