ミヤマセンキュウ

学名:Conioselinum filicinum  

ミヤマセンキュウ(深山川芎) セリ科ミヤマセンキュウ属

北海道・中部地方以北の本州の、高山に生育する多年草。

丈は40-80cm。茎は中空で上部で枝分かれする。葉は2-3回3出羽状複葉。小葉や裂片は深く切れ込み、先が長く尖る。枝先に複散形花序を出し、白色5弁の径2mm程の小さな花を多数開く。総苞片は無い。小総苞片は線形で10個内外。小花柄は多数密生する。花弁の先端は内側に曲がる。
花期は8-9月。
果実は長さ長さ4-5mmで広卵形になる。分果の隆条は翼状になり、油管は細く、表面側の各背溝下に1個、分果が接しあう合生面に2-4個ある。

※ 名は、深山に生えるセンキュウ(川芎)の意。


主写真撮影日:1972-08-05   撮影地:静岡県静岡市葵区 三伏峠付近
撮影者:MOMO