学名：Primula jesoana var. jesoana
オオサクラソウ(大桜草)[別名：ミヤマサクラソウ] サクラソウ科サクラソウ属北海道・中部地方以北の、亜高山帯のやや湿った草地に分布に生育する多年草。
花茎の高さは15-40cm。葉は根生し、径5-12cmの腎円形で、掌状に7-9裂し、縁は三角形の鋸形状となる。初夏、花茎を伸ばし先端に紅紫色の花を5-6個輪状に付ける。花冠の径は1.5-2cm、5深裂し裂片の先端はさらに2裂し、中心部は黄色になる。
花期は6-8月。
果実は蒴果。
※ 名はサクラソウの中で大形であることから。
[近縁種]
シロバナミヤマサクラソウ：Primula jesoana f. leucantha
オオサクラソウの品種で白花のもの。
コエゾサクラソウ ：Primula jesoana f. minor
オオサクラソウの品種で、北海道に分布し、花茎の高さ10cm程。
エゾオオサクラソウ ：Primula jesoana var. pubescens
オオサクラソウの変種で北海道東部に分布。葉裏や花茎などに縮毛が生える。
オオサクラソウより花や葉が大きい。
シロバナオオサクラソウ ：Primula jesoana var. pubescens f. albiflora
エゾオオサクラソウの白花品種。
主写真撮影日：1973-07-28 撮影地：石川県白山市 白山
撮影者：MOMO