ユキザサ

学名:Maianthemum japonicum  

ユキザサ(雪笹) キジカクシ科マイヅルソウ属

北海道・本州・四国・九州の、山地の落葉樹林帯の林床に生育する多年草。

丈は20-70cm。地下に根茎があり、肉質で径4-7mmになり長く伸びる。茎は丸く、根本は直立するが、上部は斜上し、上部ほど粗い毛に覆われる。葉は、茎の上部に互生し、葉身は長さ6-15cmの卵状長楕円形で、先端は尖り、基部は円形または切形になる。葉の両面に粗い毛が生え、特に裏面の葉脈上に多い、晩春~初夏、茎先に円錐花序を出し、小さな両性花を多数付ける。花序と花柄にも粗い毛が多い。花被片は白色で6個、長さ3-4mmの長楕円形で幅は狭く、平開する。雄蕊は6個、花被片より短い。雌蕊の柱頭は長さ0.5-1mm、丸いか僅かに3裂する。
花期は5-7月。
果実は計5-7mmの赤熟する液果。

※ 春の若い芽は山菜として食べられる。


主写真撮影日:2013-05-03   撮影地:神奈川県相模原市緑区 津久井湖城山公園
撮影者:MOMO