トルコギキョウ

学名:Eustoma grandiflorum  

トルコギキョウ(土耳古桔梗)[別名:ユーストマ] リンドウ科トルコギキョウ属

アメリカ合衆国南西部の原産で、観賞用に栽培される2年または1年草。多くの園芸品種が作出され、1代限りのハイブリッド品種も多く出回っている。

丈は30-90cm。茎は直立または倒れた形のこともよくある。葉は対生し、長さ7.5cmまでの卵形~長楕円形、3-5脈があり、基部は茎を抱き、粉白色を帯びた青緑色~灰緑色で全縁。花は上部に葉腋に付き、広鐘形~杯形、径5cm以下。花冠裂片は長さ2.5-6cm、淡紫色(栽培種では桃色・青紫色・白色・黄色など多様で、八重咲きもある)。
花期は4-9月(自生地では6-7月)。
果実は蒴果。

※ 和名の由来は、トルコ石のような色をしているからという説、トルコ人の頭に巻いているターバンのような形をした花という説、海外から来たという意味で「トルコ」と付けたとする説などがあるが決定的ではない(トルコの原産ではない)。また、キキョウ科でもないので注意が必要。
 別名として挙げたユーストマは属名。
 写真の右側の上下とも2コマは園芸種。


主写真撮影日:2022-07-10   撮影地:神奈川県相模原市南区 (切り花)
撮影者:MOMO