クリノポディウム・グランディフロラム

学名:Clinopodium grandiflorum  

クリノポディウム・グランディフロラム(Clinopodium grandiflorum)[別名:カラミンサ・グランディフローラ] シソ科クルマバナ属

地中海沿岸諸国からスイス・オーストリア・トルコ・バルカン半島の原産で鑑賞用に栽培される多年草。

丈は20-50cm。茎は基部でよく分枝して直立し、4稜形。葉は対生し、長さ3-5cm、幅2-4cmの卵形、縁に鋸歯があり、長さ1cmほどの葉柄がある。枝先の花穂に桃色から紅紫色の花を数段に輪生する。花は長さ約3cm、筒状の2唇弁花で、上唇は2裂、下唇は3裂する。
花期は5-7月。
果実は4分果。

※ カラミンサは旧属名、The Plant Listでは、Clinopodium(クルマバナ属)に統合されている。
  葉にはミント系の爽やかな香りがあり、ハーブとして使われる。
  園芸品種のバリエガータ('Variegata')は葉に斑が入る。
 [近縁種]
  クリノポディウム・ネペタ:Clinopodium nepeta
              花は白色で小さいが、開花期が5-11月と長い。一般的にカラミントと呼ばれる。


主写真撮影日:2020-06-03   撮影地:神奈川県相模原市南区 (植栽)
撮影者:MOMO