タマクルマバソウ

学名:Asperula orientaris  

タマクルマバソウ(玉車葉草)[別名:アスペルラ・オリエンタリス] アカネ科タマクルマバソウ属

西アジア~コーカサス地方の原産で、観賞用に栽培される1年または越年草。

丈は25-40cm。株元からよく分枝する茎は、初め立ち上がるが、のちに倒れるように広がる。茎は4個の稜があり、葉茎には一般的に細毛がある。葉は長さ1-3㎝程の披針形~線状披針形で、4-8枚が茎に輪生する。分枝した茎の頂部に花序を出し、淡い青紫色の小さな花を多数咲かせる。花序は径1.5-4㎝程度の大きさで、花序の下には細かい毛の生えた葉のような総苞がある。花は径5mm程度の筒状花で、筒部は1㎝程度、花冠は4裂する。
花期は4-6月
果実は分果、長さ1-1.8mmで無毛。

※ 名は、葉が輪生する様子から。
 秋に種を蒔き、春から初夏に花を咲かせる秋蒔き一年草としての栽培が一般的。こぼれ種で発芽することもある。


主写真撮影日:2020-05-31   撮影地:神奈川県横相模原市南区 (植栽)
撮影者:MOMO