ヒエンソウ

学名:Consolida ajacis  

ヒエンソウ(飛燕草)[別名:ラークスパー、チドリソウ] キンポウゲ科 コンソリダ属

ヨーロッパ南部・トルコ・ウクライナの冷涼な温帯の原産で、観賞用に栽培される1年草。

丈は50-120cm。茎は無毛か疎らに毛が生え、直立し上部で枝分かれする。基部の葉は3裂し、その裂片はさらに細裂して掌状となり、上部の葉は多細裂して線状になる。晩春から初夏、茎先に総状花序を出し、青紫・淡紫・桃・白色などの花を咲かせる。花径は2-3cmで後方に12-20mmの距が突き出る。
花期は5-7月。
果実は3裂した袋果。

※ 和名は、YListに従い、ヒエンソウとしたが、チドリソウの方が多く使われている。また、学名はYListではDelphinium ajacisとしているが、The Plant Listでは、Consolida ajacisのシノニムとしている。
 日本では、一般に秋蒔き1年草として栽培される。日照を好むが、乾燥や多湿に弱い。
 園芸種としては、花色の多様性のほか、八重咲きや、矮性、スプレー咲きなどもある。
 種子は有毒。


主写真撮影日:2020-05-17   撮影地:神奈川県相模原市南区 (植栽)
撮影者:MOMO