シバザクラ

学名:Phlox subulata  

シバザクラ(芝桜)[別名:ハナツメクサ] ハナシノブ科クサキョウチクトウ属

北アメリカの東部原産で、観賞用に栽培される常緑の宿根草。

丈は10-20cm。茎は直立せず、地を匍匐し、よく分枝して広がり、密生する。全体に短毛がある。葉は対生し、長さ1-1.5cmの狭披針形で先が尖る。花は径1-2cm。色は濃桃色・白色・紫色・桃色・赤色・斑入りの品種もある。花冠は長い筒部があり、先が5深裂し、平開する。 裂片の先はサクラのように浅く2裂する。 雄蕊は5個。 萼は5深裂し、萼片は披針形、毛が密生する。
花期は4-5月
果実は長さ4-6mmの蒴果。

※ 名は芝のように地表をおおい、桜のような花を咲かせることから。
 グランドカバーとしてよく栽培され、各地に観光用の公園も作られている。
 [近縁種}
  ツルハナシノブ :Phlox stolonifera
           アメリカ東部からカナダ南部の湿った林内に生育する常緑多年草。
           丈は15-25cm。原種の花は青紫色。園芸種には白色・桃色・紫色もある。           


主写真撮影日:2020-04-19   撮影地:神奈川県相模原市南区 (植栽)
撮影者:MOMO