ヒカゲウラベニタケ

学名:Clitopilus prunulus  

ヒカゲウラベニタケ(日陰裏紅茸) イッポンシメジ科ヒカゲウラベニタケ属

夏から秋にかけてクヌギ、コナラなどの雑木林地上に発生するキノコ。

傘は径3.5-9cm、ときに12cmに達し、饅頭形から平らに開き、やがて浅い漏斗形に反り返る。表面は湿っているとき粘性があり、灰白色~淡ねずみ色で微粉状、縁部は初め内側に巻く。襞は長く垂生し、白色のち淡紅色、密から疎と変化に富む。柄は長さ2-7cm、太さ5-15mm、白~灰白色、下部に白い菌糸を被る。肉は白色、粉臭がある。胞子紋は淡肉桂色。胞子は長さ10-13μm、幅5.5-6μm、横断面は6角形。

※ 可食。日本では殆ど食べられていない。
 [近縁種]
  ムツノウラベニタケ:Clitocella popinalis
            襞はくすんだ白色で、淡紅色にはならない。


主写真撮影日:2018-10-28   撮影地:東京都町田市
撮影者:MOMO