オオボタンタケ

学名:Hypocrea peltata  

オオボタンタケ(大釦茸)[別名:ゴムタケモドキ] ボタンタケ科ボタンタケ属

夏から秋、主に広葉樹、稀に針葉樹の腐朽木上に発生するキノコ。

子座は径 1-4cm、不正な肉厚の盤状~楯状、縁はやや波打つ。 表面は淡肉色~やや黄色味をおびた淡赤褐色、ときに艶がある。裏面に短くて太い柄がある。全体が明るい褐色で、子嚢殻は埋没し、その孔口が表面に小さな疣粒として現れる。大型の胞子と小型の胞子の2型あり、それぞれ8個、4個ずつのグループになり、子嚢内に16個が1列に並ぶ。胞子はともに無色、ほぼ平滑~疎らに微細な疣がある。

※ シイタケ栽培で、高温多湿な環境で発生し、シイタケ菌を殺す菌寄生型害菌として嫌われる。  


主写真撮影日:2019-10-20   撮影地:東京都町田市
撮影者:MOMO