アイカワタケ

学名:Laetiporus versisporus  

アイカワタケ(間皮茸)[別名:ヒラフスベ] ツガサルノコシカケ科アイカワタケ属

夏~秋に、主に広葉樹の枯れ木上に瘤状に発生、瘤状のまま成長するタイプと厚みのある傘を作るタイプがある、褐色腐朽菌。

過去、瘤状のまま成長するタイプをヒラフスベ、傘を作るタイプをアイカワタケとして区別されていたが、DNA解析の結果同一種と判定された。
アイカワタケタイプの傘は半円形あるいは不整で、幅5-15cm、ときに共通の基部から数個が棚状に重なり合って生じる。傘の下面は上面と同様に平滑か、ときに浅い管孔を生じる。初め鮮黄色で柔軟、成熟すると汚褐色となり、内部の肉の部分が粉状化して脆く砕け易くなる。

※ 名は腐朽材の割れ目を埋める皮状の菌糸層の意。
 内部の粉状化は、菌糸が切れて全体が胞子塊となるため。
 若くて柔らかいうちは食用になるが、生食すると中毒を生じる。
 アイカワタケと外観が似たマスタケは別種。


主写真撮影日:2019-10-13   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO