オリヅルラン

学名:Chlorophytum comosum  

オリヅルラン(折り鶴蘭) キジカクシ科オリヅルラン属

熱帯アフリカ~南アフリカの原産で、観葉植物として植栽される常緑多年草。

葉は根出状で、細長く大株になると長さ40-50cm、幅2cmになる。色は緑色で、柔らかく艶はない。ある程度成長すると太さ2-4mmの細長い花茎を高く伸ばし、径10-20mmの白い花を疎らに付ける。雄蕊は6個ある。その後花序の先端付近に不定芽ができ、花柄は倒れてランナー(匍匐茎)となり、新しい株を作る。ランナーは最長1mに及ぶ。
花期は5-7月。
果実は三角形の蒴果、種子は平たく黒色で光沢がある。

※ 名は匍匐茎の先に折り鶴のような子株を付けることから。
 園芸用は葉に斑が入るものが一般的で、葉の縁が白い品種をソトフオリヅルラン(葉は他より固めであり強健。ランナーの色は緑。)、葉の中央が白い品種をナカフオリヅルラン(葉はソトフオリヅルランより柔らかめ。ランナーの色は白。)と呼ぶ。
 緑葉種は斑入り種と比べて丈夫で寒さに強く、暖地のグランドカバーにも用いられる。
 根は多肉質で径10mmの太さとなり、水分を蓄えるので乾燥に強い。 


主写真撮影日:2019-06-25   撮影地:東京都世田谷区 (植栽)
撮影者:MOMO