エゾスカシユリ

学名:Lilium pensylvanicum  

エゾスカシユリ(蝦夷透百合) ユリ科ユリ属

北海道と本州青森県のごく一部の海岸の砂丘や山地の草原や岩場に生育する多年草。

花茎の丈は20-90cm。茎は直立する。葉は互生、長さ6-12cm、幅約1cmの線状被針形~披針形。茎頂に径10-136cmの橙赤色の花を1-5個上向きに付ける。花被片は6個で、反り返り、内側に濃紅色の斑点があり、付け根が細く隙間が見える。花被片は倒披針形で内花被片3枚と外花被片3枚、長さ6cm、雄蕊は6個、子房は3室。
花期は、6-7月。
果実は蒴果。

※ 名は、北海道(蝦夷)に自生し、花被片の付け根に隙間があることから。
 スカシユリによく似るが、茎下部の乳頭状突起が少なく、花柄や蕾に綿毛が密生する特徴がある。


主写真撮影日:2019-07-02   撮影地:北海道釧路市 阿寒湖アイヌコタン
撮影者:MOMO