カエノストマ・コルダタム

学名:Chaenostoma cordatum  

カエノストマ・コルダタム(Chaenostoma cordatum)[別名:バコパ、ステラ] ゴマノハグサ科カエノストマ属

南アフリカ原産で、観賞用に栽培される多年草。多数の園芸品種がある。

丈は7.5-20cm。短命の多年草で、幅25-50cmに広がる。葉は対生し、葉身は長さ1-3cm、幅1-3cmの卵形~広卵形で、基部は心形、縁には粗い鋸歯がある。葉の質は薄く暗緑色、両面に僅かに毛がある。花は単生で葉腋に付く。花冠は短い漏斗状、先は5裂して平開し、径2-2.5cm、色は白色で、ときに桃色~藤色、筒部は黄色~橙色。雄蕊はは4個あり黄色で2個の雄蕊が突き出る。雌蕊は黄色。萼は小さく、5裂する。
花期は真夏を除き、ほぼ通年。
果実は蒴果で、種子は小さく褐色。

※ バコパは旧属名。学名は、The Plant Listに従ったが、ステラ・コルダタ(Sutera cordata)としている記事も多いが、The Plant Listではシノニムとしている。
 ハンギングバスケットや寄せ植えの端に植えつけ、鉢の縁から垂らして育てるのに適する。
 日照を好むが、真夏は半日陰に移動するほうが良い。冬季は凍らない程度の防寒が必要だが、陽だまりなら冬季も開花する。


主写真撮影日:2019-06-16   撮影地:長野県諏訪郡原村 (植栽)
撮影者:MOMO